フリーランスの適性とは

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

「単価交渉をしたいのですが、仕事が減りそうで決心がつきません。どうしましょう」

「大量に発注するから安くしてと頼まれました。承諾すべきでしょうか」 

「MTPEを引き受けないと依頼できなくなると言われました。気が進みませんが、どうすればよいでしょう」

 

色々なところで似たような相談事を目にします。皆さんならどう対応するでしょうか。

 

これに対する回答も、さまざまな場で提示されていると思います。今更とくに目新しいこともないのですが、個人の見解として書いておきたいと思います。

 

道なき道

まず、フリーランスは経営者です。事業主としてやっていくということは、決断の連続だと思います。選ぶことは捨てることです。何かを選ぶときには、その代償として何かを捨てねばなりません。その結果がどう転ぶのか。ありとあらゆる場合を想定して備えをする一方で、どこかで腹を据えて前に進んでいかなくてはなりません。それがフリーランスだと思います。

 

もちろん、どうしても困ったときには先輩に相談することもあるでしょう。でも、何かとお伺いを立てて背中を押してもらえないと動けないようでは、少し困るのではないかなとも思います。決断には責任が伴います。どんな展開になっても引き受けるのは自分です。それがこわい方、いやな方、どうやっても出来ないという方は、残念ながら起業には向いていないのかもしれません。

 

じつはこれ、訳語選定にも同じような傾向が見られます。「調べたのですが(バックグラウンドがないので)判断できませんでした」...このような申し送りや質問をしたことはないでしょうか。私の考えですが、これは本当の意味での質問とはいいがたいと思います。仕事はもちろん、たとえ課題でも「自分はこう考えました」と言えるところまで深堀りするべきではないでしょうか。「分かりませんでした。教えてください」では、大切な何かを放棄してはいないでしょうか。手っ取り早く「答え」を聞いて解決しようとしていないでしょうか。それよりも大事なのは、最後の最後まで考え抜き、根拠と責任を持って決めるというプロセスを体験することではないでしょうか。

 

翻訳は、これからの方にすすめてよいものか迷う仕事です。最初の一歩は大変です。食べていけるようになるまでは更に大変です。ですが、ここをクリアできれば、がりがり働く時間を減らしても収益が上がるように工夫をしていくステージに入れると思います。必要な年収と無理のない稼働時間から逆算すれば、欲しい時間単価も分かるはずです。ただし、これを怠って現状維持に走ると、やがては頭打ち、先細りになる危険性が高いと思います。

 

そうならないためにも、やはり自分の手と頭を使って主体的に動くことが大切だと思います。どんなときにも基本は変わらないと思います。

 

それではまた。