打てば響く人、響かない人

https://www.instagram.com/p/BhecXE3FFvC/

こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

同じ状況でまったく同じ情報に触れても、すぐにピンときて行動に移せる人と、そのうちそのうちと時間ばかり過ぎてしまう人がいます。

違いはどこから生まれるのでしょうか。性格でしょうか。才能でしょうか。環境の違いなのでしょうか。

理由は簡単で、人は自らが変わろうと思わない限りは変われないからです。外野が何を言ったところで、本人の自覚や意識がなければ、変化することも成長することもできません。反対に言うと、成長したいのなら、変えよう・変わろうと強く思った上で行動する必要があるのだと思います。

翻訳者を目指す学習者さんの中には、口では熱心に「絶対に在宅の仕事がしたい」と仰り、家庭環境的にも何も問題がないのに、現状維持バイアスが働くのか変化したがらない、仕事獲得のための一歩を踏み出せない方も多いと思います。「ちょっとバタバタしていて...」「暫く忙しいので落ち着いたら...」こんな言い訳をよく口にしてはいないでしょうか。

そうではない、自分としては頑張っているのに何だか上手くいかない、行き詰まったような感じがする、と悩んでいる方もいると思います。そんな時は、たとえば成功の法則として目安になる1万時間に達するまで手を動かし続けてみてはどうでしょう。翻訳は恥をかけばかくほど上手くなるとも聞きます。

学習者さんの悩みや問題のほとんどは量で解決するように思います。医学論文を上手に訳せるようになりたいなら、医学書や論文を沢山読む。治験文書を難なく訳せるようになりたいなら、実際の審査資料を徹底的に読み込む。写経する。音読する。基本的なことですが、これをせずに「上手くいかない」と嘆く方が多いようです。

ただ、間違った型をやみくもに繰り返しても悪影響なので、客観的な指摘や視点を得るためにも適宜セミナーや勉強会に参加するのがよいのだと思います。分野を問わず、有益なイベントは年間を通じて数多く開催されています。Zoomなどのオンライン会議を活用すれば、遠隔でも顔を見ながら交流や情報交換ができます。翻訳者の集まりはもちろんのこと、興味のおもむくままに色々な世界に足を踏み入れてみると良いと思います。もしかしたら、思わぬ形で役に立つかも知れませんよ。

それではまた。

【初回掲載:2018年4月22日、修正再掲:2019年9月13日】