バイオ・メディカルライター&メディカル翻訳者 山名文乃のブログ

バイオ・メディカルライティングと製薬・治験翻訳

同じ勉強をしても伸び率に差がつく要因とは

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

同じ時間を同じように過ごしても個々の伸び率には差があります。

クラスでも、全体の7~8合目にさしかかってくると、翻訳の経験や学習がまだ十分でなかった方が、急なきらめきを見せることがあります。場合によっては、長くやってきた方をしのぐ程の素晴らしさを発揮することもあります。一方で、どんなに時間をかけ努力をしても、低空飛行のまま、なかなか変われない方もおられます。

伸び率に差がでる最大の要因は、客観的に自分を見つめて変化できるか、自己流を貫き続けるかの違いです。講義以外の時間をどう使ってきたかでも変わってきます。

スタート時点では、殆どの方が、そもそもの読む量が足りていません。

でも、遅ればせながらでも英語や日本語で書かれた専門文書をたくさん読む努力を始めた方は、回数を経るごとに着実に変わっていきます。

自分の感覚や、いつものやり方に頼りがちな人は要注意です。最初は手間ひまがかかるでしょうが、面倒がらずに都度、適切な資料を参照しなくてはなりません。これを怠るか怠らないかの違いです。それを繰り返し、積み重ねていけるかどうかの違いです。治験翻訳をやりたいと思っているのに医学論文しか読んできていないのであれば当然、伸びには限界がありますし、ましてや、医学論文すら読んでいない、読み方が分からないようでは、スタートラインにすら立てていない、ということになります。

たくさん読み、書き写し、音読したり、訳したりを繰り返すうちに、最初は「借り物」であった言葉や文章が、だんだんと自分のものになります。そうやっていくうちに業務に必要な語感も育ち、「いまいち」な状態から脱するキッカケをつかめるのだと思います。勿論、それ以前に「明らかな間違い」が散見されるようでは論外ですので、そこはしっかり固める必要があります。

それではまた。