翻訳は稼げる仕事なのか

f:id:mw-yamana:20180212225038j:plain

こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

直球タイトルすみません。

 

多くの方が心配しているのに、なかなか切り出せない質問のひとつ。

 

「翻訳は稼げる仕事なのか」

 

「これから先も翻訳で食べていけるのか」

 

一般論は有識者に譲るとして、ここでは私の知る範囲内のことだけを書きます。

 

少なくとも私にとっては、自身の経歴やスキルを生かしてできる仕事のなかでは「翻訳が一番楽しく、やり甲斐があり、収入になる仕事」です。これは間違いありません。

 

全ての翻訳者や学習者にも同じように当てはまるかどうかは、私には分かりません。

 

当てはまる人もいるでしょうし、当てはまらない人もいるでしょう。

 

「稼げるのか」

 

「食べていけるのか」

 

と心配するよりも

 

「自分はこれでやっていく」

 

と決めることが大切ではないかと思います。

 

確率論で可能性が高い場に身を置いたとして、自分も必ずそうなる保証はどこにもありません。

 

でも、覚悟を決めた人間は強い。

 

覚悟を決めて行動できるかどうか、なのだと思います。

 

実力と、少しばかりの運と縁も必要でしょうか。

 

「覚悟」と聞くと悲壮感ただよう何かを連想される方もいますが、私はそうではないと思います。覚悟とは本来しなやかなものです。

 

「需要が安定している」というイメージに惑わされてメディカル翻訳を志願する人が後を絶ちません。ですが目先の損得ばかり考えて動いても上手くいきません。少なくとも、そのような動機でメディカル翻訳者になれた人を、私は見たことがありません。

 

それよりも、じたばたともがいた結果が良くても悪くても、受け止めて次に進む。

 

それが覚悟だと思います。

 

実際、労力さえ費やせば誰でも成功するわけではありません。志望者全員が実務翻訳者となり十分な仕事と収入を得られるのであれば、こんなに簡単な話はありません。どんなに時間とお金をつぎ込んでも、そもそも翻訳者になれないかも知れない。なれたとしても、大した収入にならないかも知れない。何の保証もない中で、それでもやりたいと思うか、続けたいと思えるか。そうやって懸命に考えて動くのが、最終的に「これでよかった」と納得できる場所に行きつくための唯一の方法ではないでしょうか。

 

原動力となるのは「好き・楽しい」という気持ちです。その気持ちが、報酬面でも報われるように賢明に動くことが大切なのだと思います。

 

それではまた。