学習期間について、すこし補足

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

こちらも比較的アクセスが多い記事です。

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このなかで、翻訳者になるまでの学習期間の目安を「1~2年、長くても3年以内」とご紹介しました。これ以上長く勉強してはダメなの?と心配している方もいるようなので、補足しておきます。

プロの方に話を聞いてみると、ごくごく少数派ですが、5年以上かけて翻訳者デビューした方も、実際にはいらっしゃいます。ただ、あまりに助走が長いと、モチベーションを保つのも大変で、途中で気持ちが切れてしまう人が多数です。ですから、長くても3年をひと区切りに、メリハリをつけて学習することをおすすめしています。語学と同じで、翻訳は、だらだら勉強しても思うような効果は上がりません。プロレベルに達するには、期限を決めて集中し、密度濃く学ぶ時期がどうしても必要です。

もう一つ、何かの通信教育や通学講座を修了したら、すぐ次のアクションに移るとよいと思います。仕事をするか、気持ちを切らさず学習を加速させるかです。なかには「しばらくは復習でもして、時間ができたら学習を再開しよう」と考える方もおられます。ところが間が空いてしまうと、モチベーションも、せっかく培った翻訳力も、どうしても下がってしまいます。集中的に学習した後であれば、熱量、実力ともに自分比でベストコンディションになっている筈です。休んで一旦落ちたところから、かつての状態に戻すには、また1年2年とリハビリをしなくてはなりません。「鉄は熱いうちに打て」だと思います。ピークを逃さず、勢いのあるうちに、一つでも二つでもレベルを上げておくのが、賢く、効率のよいやり方だと思います。

もちろん伸び率には個人差があり、半年や1年くらいの学習では芽がでない方もいます。でも、ある程度の力がついたら、何らかの形で仕事につなげることを考えてほしいと思います。翻訳職ばかりが「形」ではありません。夢ばかり追わず、冷静に自己評価しながら、その時の自分にできることを仕事につなげる、仕事を通じて学び続け、ステップアップすることを優先して考えてほしいと思います。

晴れて翻訳者になってからも勉強は続きます。そのためにも、学び続けられる職場環境をつかみ取る、あるいは、作り上げていくことを優先して考えるべきでしょう。

勉強も大事ですし、翻訳の勉強は一生続くものですが、実務で通用する力は、実戦を通してしか培われないことも、忘れないでほしいと思います。

それではまた。