こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。
私は2つの肩書を名乗っていますが、主たる業務は翻訳です。
もともと翻訳者としてスタートし、だんだんとメディカルライターの仕事もするようになりました。
そして、翻訳だけをやっていた頃よりも、メディカルライターを兼任するようになってからのほうが一層「翻訳とは何か」を突き詰めて考えるようになったように思います。
比べるのも大変おこがましいのですが、村上春樹さんも「小説モード」と「翻訳モード」があり、翻訳の作業が小説にも良い影響を与えているのだそうです。
記事のなかで「これぞまさに」と思った言葉がこちら。
翻訳のときは自分のエゴをできるだけ殺して与えられた制約の中で自分を謙虚にコンパクトに動かしていきたい
たまに自己主張の強い訳文を見かけることがあります。知識があるが故の落とし穴もあります。でも翻訳は原文ありき。決められた道幅から外れてはいけません。制約がある中で整えるからこそよい翻訳が生まれるのだと思います。
それではまた。