情報の価値と値段

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

本当に価値があって役に立つ情報は、時間をかけて人に会ったり、お金を投資をしたりしないと手に入らないと思います。

自分でもこうしてブログを書いておいて何ですが、ネットでちょっと検索するだけでタダで手に入る情報って、どうなんだろう?と思うことがあります。

たとえば、なにかのセミナーを受講した場合に、実行して成功する人は何人いるのでしょう。当日や翌日は誰もがやる気に満ちています。「刺激を受けた」「感銘を受けた」という感想を寄せる人は大勢います。そこから実践に落とし込める人は、多くて全体の1~2割ではないでしょうか。さらに1年後も変わらずに継続している人となると、かなり減る筈です。何しろ人間は忘却する生き物ですから「やる気」などという一過性のものは、簡単に忘れ去ってしまいます。

有料のセミナーでさえこの有様なのに、ましてや大した手間もかけずタダで手に入る情報はどうなのかな、と思うのです。

というのも、私のブログで一番アクセスを集めているのが、こちらのエントリーです。業界誌でも好んで特集される「翻訳者になるための勉強方法」の記事です。

医薬翻訳を独学するには - バイオ・メディカル翻訳者&メディカルライター 山名文乃のブログ

とにかく「独学」「無料」といったキーワードは大人気です。

もちろん値段に関係なく有用な情報もあるでしょう。人集めなどの目的によっては無償で一部の情報を公開し、宣伝して見込み客を集める、という手法をとる方も大勢いると思います。

一方で、有料で情報提供する発信者を批判する人もいます。これも、どうなのかなと思います。その方がそれだけの情報を提供できるようになるまでの投資や努力はまるで無視して「安く或いは無償で提供すべき」と願うのは、虫が良すぎるのではないかと思います。よくフリーランスの間で「友達だからタダでやってよ」問題が話題になりますか、同じように、価値に対して安すぎる場合や、本来有償にすべきところを無償で対応するほうが、よほど問題ではないでしょうか。

一番よいのは一次情報を得るための手間や労力を惜しまないことです。たまに「行けないから後で教えて」とか「レポートを読んで済ませよう」という人がいますが、そんなに惜しんで大丈夫なのかなぁと、他人事ながら少し心配になります。

それではまた。