経験者の募集ばかりで応募できる仕事がありません

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

これもよくある質問です。

 

どうしても翻訳者になりたいのですが、経験者の募集ばかりで応募できる仕事がありません。未経験者はどうすればよいでしょうか

 

「なかなか仕事がない」「応募できる仕事がない」という方の話をよく話を聞いてみると、じつはTOEICが700点にも達していなかったりします。

 

残念ながら、これでは到底無理です。まずは英語の学校に通うなどして、最低限必要な語学力を身に付けてから考え直したほうがよいと思います。

 

私はこのようにお答えしています。

就職を目指す場合、英語力を含めて語学力が十分でない未経験者を翻訳者として採用する企業は、まず滅多にありません。未経験から翻訳職を目指す方は、せめて英語力を上げてください。

土台がぐずぐずの状態で、翻訳の「やり方」だけを学んでも、時間とお金が消費されるだけです。引き替えに得られるのは「(格好だけでも)翻訳の勉強をした」という満足感くらいではないでしょうか。

まずは土台、語学力をしっかり構築しましょう。

もともと持っている人でないと厳しい世界ですが、そう言われても、諦めきれない方のほうが多いのだと思います。であれば、2〜3年は集中して、覚悟を決めて頑張ってみてください。並行して専門の勉強も進めておくとよいでしょう。

 

とくに派遣の翻訳職であれば、一定以上のTOEICスコアで紹介の有無が分かれることが多いようです。もちろん、満点だからといって良い翻訳者になれるとは限りませんが、少なくとも900点以上を目安とする派遣会社も多くあります。バックグラウンドがあれば860点くらいでも加味してもらえる場合もありますが、タイミングにもよります。また、TOEICよりは、英検1級のほうが評価されやすいという話も聞きます。

 

派遣ではなくフリーランスを志望するのであれば、TOEICのスコアは殆ど意味がありません。満点に近いスコアがあっても翻訳はまるでダメ…というケースは多く見聞きします。TOEICのハイスコアを目指して勉強するくらいなら、JATなどのコンテストで優勝を狙うか、ほんやく検定で1級を取得したほうが、ずっと現実的です。

 

総じて、理系のほうが語学力、ひいては原文読解に難ありな場合が多いので、危機感をもって取り組んで欲しいです。文系出身でありながら語学力に問題がある方は、それ以上に厳しいことを認識してほしいと思います。どちらの場合も、基本をおろそかにせず、長期的な視点でキャリアプランを考えると良いでしょう。

 

個人の意見ですが、ご参考まで。