メディカル翻訳 ゼミ受講生にご紹介した自習用教材です

https://www.instagram.com/p/BoRag06lQLJ/

こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

ゼミクラス受講生にご紹介した自主学習用の資料ですが、他の方にも参考になると思うので、ブログにも書いておきます。

いずれも無料ですので、ぜひ有効活用していただきたいです。

 

ご紹介した自習用教材

ICR臨床研究入門

以前にも書きましたが、やはりICR臨床研究入門は外せません。

www.mw-yamana.com

とくに「臨床研究の基礎知識講座」は必修かと思います。

ICR臨床研究入門>臨床研究の基礎知識講座>講義1~10

https://www.icrweb.jp/course/list.php#a20

確認テストで80%以上正答すると、有料ですが、修了書も発行していただけます。

 

ICHガイドライン

初学者がまず押さえるべきは次の5点でしょう。

英文、和文の両方に目を通すとよいと思います。

https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0011.html

E2A 治験中に得られる安全性情報の取り扱いについて

E3 治験の総括報告書の構成と内容に関するガイドライン

E6 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令GCP

E8 臨床試験の一般指針について

E9 臨床試験のための統計的原則

 

日本の薬事行政2018

治験翻訳や薬事申請業務に関わる方は必ず知っておくべき情報ばかりです。日本語版、英語版とも毎年更新されています。

和文 http://www.jpma.or.jp/about/issue/gratis/pdf/18yakuji.pdf

英文 http://www.jpma.or.jp/english/parj/individual.html

 

日本薬局方

現時点での最新版は第十七改正日本薬局方です。治験翻訳のなかでも、CMCや非臨床分野の仕事が多い人には必須ですが、臨床分野でも役立つ情報が掲載されていますので、やはり必読ですね。

和文 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/17-1.pdf

英文 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/JP17_REV_1.pdf

 

治験用語

Glossary of Common Site Terms https://clinicaltrials.gov/ct2/about-studies/glossary

Clinical Trials Glossary https://www.centerwatch.com/health-resources/glossary/

治験ナビ https://chikennavi.net/i_word_index.htm

とくに用語は無料の教材だけでカバーするのは難しいと思いますが、ご参考まで。

 

有料の教材や書籍

講義内で紹介いたします。高額なものも含まれますが、それだけ価値のあるものばかりです。本格的に翻訳を仕事にしたいと思う方は、当たり前ですが、有料の辞書や書籍、セミナーへの投資も必要です。一度に購入するのは大変かもしれませんが、少しずつ揃えていくとよいと思います。

 

それではまた。

よくある質問⑤ - バイリンガルから翻訳者になるには?

https://www.instagram.com/p/BoWptBkB8JV/

こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

シリーズなので「よくある」としていますが、今回はたまにしかない質問です。

 

質問

日本生まれアメリカ育ちです。今はアメリカで看護師資格を取るために大学院に通っています。日本語には不安がありますが、英語は自信があります。私のネイティブレベルの英語力と医療知識の両方を活かして、メディカルライターやメディカル翻訳者になることは可能でしょうか?


回答

メディカルライティングの知識とスキルを身につけて、看護や医療分野のネイティブチェッカーを目指してはいかがでしょうか。

 

このケースでは「英語はネイティブレベル」というのがくせ者です。日本語ネイティブなら誰でも英日翻訳ができるのかというと、決してそうではありませんし、そもそも母国語で論理的な文章を書ける日本人だって限られています。英語ネイティブも同様です。流ちょうに日常会話ができるネイティブと、専門分野で通用するライティングができるネイティブは違います。医学、医薬分野で評価される英語を書けるようになるには、英語ネイティブであっても訓練が必要ですし、翻訳者を目指したいのなら日本語の読解力も必須です。

 

でも、何事も「やってみたい」と興味を持ったのなら、一度、全力で取り組んでみたらどうかと思います。夢に向かって、あれこれもがくうちに、向き不向きや、課題も見えてくる筈です。壁にぶつかったら、その時こそ先輩方に相談してみると良いでしょう。

 

万が一、当初の目標そのものを達成できなかったとしても、一生懸命取り組んだ事というのは絶対に無駄にはなりません。だから、安心してぶつかってよいと思います。

 

平坦な道のりではないと思いますが、夢ではなく現実にできるように頑張っていただきたいです!

 

それではまた。