専門分野のつくり方

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

これもよく聞かれる質問なんですが

 

「専門分野はどうやって決める/見つけるのでしょうか?」

 

専門分野は、決めたり見つけたりするものではないと思います。

 

既にどこかに在って、掘り起こして発見する類のものではないからです。

 

私は、専門分野は「作る」ものだとお答えしています。

 

意図的に積み上げ、高めていくものです。

 

ではどうしたら専門分野を作れるのか。

 

方法自体は、そんなに難しくはありません。

 

バックグラウンドの有無を問わず、基本的なアプローチは同じです。

 

専門分野の作り方

最終ゴールは「森」です。

 

そのためには、まず、種をたくさん蒔くところからスタートします。

 

水を遣ればいくつかは芽がでます。

 

そのまま育ていけば、いくつかは苗木になります。

 

全部が育つとは限りませんし、どれが育つかも分かりませんが、ここまではそれほど大変ではありません。

 

苗木くらいでもできる翻訳の仕事もあります。

 

ですからチャンスがあれば臆せず挑戦すると良いでしょう。

 

さらにレベルを上げたい方は、頃合いを見計らって、苗木を植え替えましょう。日当たりや水はけが良さそうな場所を選んで、いままでとは少し、やり方を変えていきます。

 

条件が整い、かつ、少し背伸びをしながら挑戦を続けていると、植えた苗木が低木くらいまで育ちます。

 

挑戦を続けながら体系的に学んでいけば、やがて背の高い木へと育っていきます。

 

このとき、体系的に行うのがポイントです。正しい知識がないと苗木から低木、低木から高木に育てるのは大変だからです。

 

同時に、周りにも苗木を育てることも忘れないでください。

 

偶発的にバラバラな場所に苗木を植えて育てるのではなく、程よい近さを選びます。既に育った木を駄目にしないよう、注意も必要です。

 

簡単に書いていますが、かなり根気がいる作業です。

 

どこに苗木を植えて、どの木を育てるのか、見誤らないことも大事です。

 

多くの人は苗木くらいで諦めてしまいます。

 

先ほども書いたように、苗木でもできる仕事があるからです。

 

わざわざ手間をかける価値がないと考える人も多くいます。木なんか育てる時間があったら他に注力するというやり方も、効率的で正しい戦略です。

 

ただ私は、自身の経験から、とくに医薬翻訳の世界で森や林があることのメリットをお伝えしています。

 

人は易きに流されます。その中で流されずに継続できれば「信頼と差別化」という恩恵を得られます。

 

具体論は個々にお話を伺った上でないと適切に答えられませんが...

 

やり方も考え方も、人それぞれ。

 

うまくいけばそれが「答え」になります。