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実用化に期待「がんを光らせるスプレー」

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

少し前のものですが、乳がん関連のニュースをご紹介したいと思います。

www.asahi.com

日本人女性では、マンモグラフィーだけでは早期発見が難しいという見解がでています。エコー検査も併用すれば発見率が上がりますが、現行の乳がん検診はマンモグラフィーのみ。エコー検査も受けたい場合は、自己負担です。制度上の問題もあり、予算の問題もあり、行方が気になるところです。

 

こちらはとても興味深い。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201703/550577.html

ある試薬を使うと、がんになった箇所だけを蛍光に光らせることができます。患者さんは、せっかく大変な手術を受けても取り残しがあってはがんが再発するおそれがあります。試薬でがんになった部分と健康な部分をはっきり区別できれば、取り残しの危険が減りますから、より確実な手術を受けることができます。

まだ研究段階ではありますが、今回紹介されている試薬は、主に乳がん表面の酵素と反応して、蛍光に発色する仕組みになっています。ですから、まずは乳がん手術での実用化が期待されています。上手くいけば2018年度には承認を得て、実際の医療現場で利用できる見通しです。また、同じ原理を使って食道がんや胃がんにも応用できるよう、研究が進められています。

 

私たちの日常業務でも「見える化」は効率を高めるカギですよね。こういったバイオやITを中心とする技術進歩と研究者の方々のおかげで、ある意味聖域であった外科手術の世界でも「見える化」が現実のものとなりつつあります。

 

ご興味のある方はぜひ記事本文もご覧になってください。

 

ではまた。