徒然

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こんにちは。メディカル翻訳者&メディカルライターの山名文乃です。

 

連休中も文字を書き続けています(=仕事をしています)。その代わりに平日は休みます。

 

開設以来、毎日更新するよう心がけてきたブログでしたが、とうとう間が空いてしまいました。不覚です...!

 

仕事との兼ね合いを考えると、おそらく週に2〜3回ペースに落とすのが現実的なんですが、せっかくなのでもう少し頑張りたい気持ちもあります。

 

いまの暮らしは、翻訳をしたり執筆をしたり合間にブログを書いたりボランティア作業をしてみたり、日がな文章やことばと格闘して過ごしている訳ですから、ある意味とても幸せなんですよね。ありがたいことです。

 

ブログは、私の場合、書くネタに困るということはありません。書きたいことを思いついた都度、下書きにストックしています。いま、これがどんどん溜まっています。仕上げる時間が一番の問題です。

 

時間の使い方と優先順位を見直して自分の意識を塗り替える必要がありそうです。

 

今更のように人は希望したとおりの人生を生きていると実感する今日この頃です。本当に思ったとおりになります。何をどのように思い描くかが大事ですね。

 

ちなみに〆切に遅れたことがないのは自慢のひとつですが、この本は可笑しくて気に入ってます。

〆切本 [ 左右社 ]

書くのが商売なのだから仕方がないようなものの、余り書かされてばかりいると時々、何のために自分がそんな目に会わなければならないのか解らなくなることがある。

吉田健一『身辺雑記』より

今日も笑わせてもらいました。

締切がある仕事をしている方なら必ず共感できる文章がたくさん詰まった本です。

 

翻訳で疲れてきたら文章で癒す。すると、いい具合に頭がほぐれて、またスルスルと筆が進むこともあります。運動も忘れずに。

 

ではまた。

次こそは

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所用で通りかかったお店です。「東京三大たい焼き」の一つなのだそうです。もちろん行列ができていましたよ!

 

東京三大たい焼きとは?

人形町の「柳屋」、麻布十番の「浪花家総本店」、四谷の「わかば」をまとめて『東京三大たい焼き』と称するのだそうです。誰が言い出したのか、面白いですね。

 

 

「およげたいやきくん」のモデル

こちらはFacebook教えていただきました。数あるたい焼き店のなかでも、麻布十番「浪花家総本店」の先代のご主人が「およげたいやきくん」に出てくる「おじさん」のモデルになっているとか。知りませんでした!

 

「天然」たい焼きとは

たい焼きにも「天然」と「養殖」があります。

一匹ずつ型にいれて丁寧に焼き上げるたい焼きを「天然」と呼び、一度に複数匹を焼くものを「養殖」として区別しています。三大たい焼きの店舗はすべて「天然物」です。

 

人形町「柳屋」さんと四谷「わかば」さんは実食済ですから、あと一つでコンプリートです。今日はゆっくりできず素通りでしたが、次こそは潜入してみようと思います!

医薬翻訳を独学するには

業界誌で好んで特集されるトピックのひとつに「翻訳者になるまでの勉強方法」があります。私も寄稿していますので、よかったらご覧ください→新版 医学・薬学の翻訳・通訳 完全ガイドブック | 通訳翻訳WEB

よく言われるように学問に王道はありません。王道はなくとも、最終的に力がつきさえすれば、何をどの順番でやっても構いません。そして、医薬翻訳の世界にも多くの翻訳者から支持を得ているコンテンツや定評のあるメソッドがあります。

今回は製薬、医薬、治験分野の翻訳者を目指す人向けの学習方法のうち、アプリやWeb素材を活用しながら手軽に取り組めるものを少しご紹介したいと思います。ご興味のある方はどうぞ参考にしてください。

 

臨床試験について学ぶには

ICR臨床研究入門(略称:ICRweb)

ICRweb

ICRweb

  • e-Trial Co.,Ltd.
  • 教育
  • 無料
おススメの講座は?

ログインしていただくと分かるように、膨大な数の講座が収録されています。しかも毎月のように増え続けています!これがすべて無料で受講できます。

全部受けるのがベストですが、業務上の必要性に応じて選んでも構わないでしょう。

活用方法は?

パソコンとスマホの両方にインストールして、いつでもどこでも学習できる状態にしておきましょう。資料だけ先にダウンロードしておき、空き時間に読み進めておくのもいいですね。音声素材も充実しています。用途や好みに合わせて有効活用してみましょう。

 

全般的な医学知識やトレンドをおさえたい方には

何といっても『日経メディカル』です。アプリ、Facebookページ、Twitterアカウント、メルマガなど、さまざまなルートで情報を取得できます。

日経メディカル

日経メディカル 電子マガジン

日経メディカル 電子マガジン

  • Nikkei Business Publications, Inc.
  • 雑誌・新聞
  • 無料

また、最近のトレンドである医療機器もおさえておきたい方は『日経デジタルヘルス』も必読です。アプリはありませんが、Facebookページ、Twitterアカウント、メルマガ等でフォローできます。

日経デジタルヘルス

techon.nikkeibp.co.jp

 

医学英語の強化には

医学英語の学習素材として定評があるのは『New England Journal of Medicine (NEJM)』です。世界5大誌と言われる医学雑誌のなかでもコンテンツの充実度では群を抜いています。定期購読しているプロ翻訳者も多いと聞きます。2017年の時点で年間購読はオンライン版=定価 25,596円、雑誌+オンライン版=定価 41,580円ですが、まだ学習中でそこまで投資できないという方もいます。そこで、おすすめはこちら。

NEJM This Week(podcast)

NEJM This Week

NEJM This Week

  • The New England Journal of Medicine
  • メディカル
  • 無料
活用方法は?

このpodcastはとても聞き取りやすい英語ですから、リスニングが苦手な方でも安心して取り組めます。ディクテーションやシャドーイングの素材としても最適です。

オーディオ素材のスクリプトは公開されていませんが、論文の抄録であればウェブ上で読むことができます。

http://www.nejm.org/

抄録の和訳も一般公開されています。

The New England Journal of Medicine(日本国内版)

先にpodcastで聞き取りをしてから抄録を読んでも、抄録を読んで内容をつかんでからpodcastを聞いてもよいでしょう。

英語版と和訳版を使った対訳集作成も多くの学習者が取り入れている勉強方法です。英語ネイティブであっても英語版を読んで気に入った表現をストックするなど工夫をしています。ぜひ自分なりの活用方法を見つけてください。

NEJMで医学英語に慣れてきたら、The Lancet やJAMAなど、ほかの雑誌も読んでみるとよいでしょう。各誌の特徴なども分かってくると思います。この分野だったら○○誌だけど、この分野だったら○○誌だね、などといった感覚が身に付いてきたら上級者の仲間入りですね!

 

そもそも英文法があやしい人には

残念なことに、とくに理系は英文法が弱い人が目立ちます。心当たりのある方は受験英語に立ち返って復習してみましょう。

評判がよいのはこちらのアプリです。

スタディサプリ

ちなみに、文系で英文法や英文解釈があやしい人はかなり厳しいです。というより、無理です。翻訳云々以前に英語の学校に通うなどして語学力を鍛えることをおすすめします。

 

基礎知識を身に付けたい方には

文系出身者に多いのが「生物?化学?一切記憶にございません」という方です。

翻訳に必要なスキルの一つに「調査力」が挙げられます。でも、だからといって、原稿を貰ってからゼロから調べるやり方ではお客様の求めるレベルにまで仕上げるのは難しいでしょう。実務には締切があり、限られた時間の中でどこまでクオリティを高められるかが勝負です。知識があやふやなまま致命的な誤訳をしてお客様の信用を損っては元も子もありません。

講義でも折に触れて話をしていますが、私は早い段階から背景知識も併せて補強しておくことを強くおすすめしています。時間は作るものですから、スキマ時間など工夫をして関連領域だけでも目を通してみてください。

手始めに、こちらの2つなどいかがでしょう。

齋藤篤先生の苦手克服講座

齋藤篤先生の苦手克服講座

  • PHARMAFIELD, K.K.
  • 教育
  • 無料

これを見て、スラスラ理解できる方、少し思い出せばなんとか理解できそうな方、何を言っているのか全くイメージが湧かない方に分かれると思います。個々の状況に応じて次に取るべき方法が変わってきます。

 

最後に

今回は、医薬翻訳者のための勉強方法のうちアプリやWeb素材を活用して取り組めるものをご紹介しました。そして、これ「だけ」では差別化にはなりません。皆がやっていることは当たり前にした上で、どうやってオリジナリティを打ち出していくか。しっかり考えて準備しておけば、早々に市場から淘汰されることもなく、翻訳者として息の長いキャリアを構築できるのではないでしょうか。

 

以上、個人の意見ですが、ご参考まで。

英訳か和訳か、それは悩ましい問題だ

f:id:mw-yamana:20170311002551j:plain私は、英訳と和訳はできるだけ同じ分量を手がけるようにしています。

 

※英訳とは日本語から英語への翻訳、和訳とは英語から日本語への翻訳をいいます。

 

同じといっても1年くらいの長期スパンで見た場合に「同じくらい」であって

 

その時々に関わっているプロジェクトの関係で

 

和訳の割合が増えたり

 

反対に英訳ばかりになったりする時期もあります。

 

年始からしばらくお客様の都合で和訳が続いていました。

 

先月末くらいからやっと英訳に戻れました。

 

どちらも楽しいことには楽しいのですが

 

より「ワクワク感」が強いのは、私にとっては英訳です。

 

英訳に取り組んでいる間は

 

「このままずっと英訳専業でもいい」

 

と思うのですが、

 

いざ和訳に戻ると「やはりこちらも楽しい」となる。

 

結局どちらか1つなんて選べません。

 

ちなみに和訳も好きになれた要因の1つは

 

前にも書いたように「親指シフト」です。

 

試しにオンラインのタイピングテストを受けてみたところ

 

ミスタッチゼロにまで進化していました。

 

ご興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

 

日本語を書く場合限定ですが、仕事の効率が劇的に変わりますよ。

www.mw-yamana.com

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会社を辞めて良かったこと②

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前回の続きです。ちょっと真面目な話も。

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良かったこと(続き)

実際的なところでは、収入を確保しながらも自由になる時間が増えたことでしょうか。

 

その代わりに「安定」を手放すわけですが、その代わり、決定権を他人に握られることなく、いつでもどこでも働ける生き方を手に入れました。

 

とくに女性は、会社に勤めるには年齢制限がありますが(公には禁止されていても実際には行われています)、フリーランスにはそのような心配はありません。それに、安定と引き換えに犠牲にしなければならない諸々を思うと、安定=安泰とは言い切れないのですよね。

 

働きやすさとは

以前に勤務していた会社は「女性が活躍しやすい社風」を売りにしている有名な外資系でした。あるとき部署に女性管理職が誕生しました。その方は昇進後まもなく結婚・出産を迎えられたのですが、産後は育休を取らずに早々に復帰されました。そんな姿を見たほかの男性管理職や上級役員が何と言ったかというと「女性を抜擢してどうかと心配してたけど、あれなら任せても大丈夫だね」←?!(もちろん今では体質改善されていると期待しています。)

 

あとは残業問題です。当時人事部の方が「うちの会社は、いつ見ても電気がついてますねってよく言われるんですよ」と誇らしげに話されていました。「みなさん本当によく働くんですよ」とも。ちょうど今日、国でも残業時間の上限に関する会合がありました。ですが「月100時間」って結構多い数字ですよね。これも以前の話ですが、月100時間以上残業している人は大きく分けて2通りでした。残業代を稼ぐために16時くらいから本気で働きだす人と、朝から真面目に働いて残業も相当こなして倒れる寸前の人です。杓子定規に100時間でラインを引いて本当に大丈夫のでしょうか。心配です。

www.nikkei.com

 

向き不向きもある

会社勤めが向いているか否かは、指図を待って受動的に動きたいか、リスクを取りつつも自分の裁量で動きたいかという性格の違いにもよります。

 

何事もメリットとデメリットは背中合わせです。離職や独立をするリスクもあれば、勤めを続けるリスクだってあります。自分で納得して選ぶこと、どうやってバランスを取りどこで線引きするか、きちんと決めておくのが大事なんだと思います。可能であれば副業で足場をつくっておくのが一番安全で安心です。

 

でも、もし離職や独立を考えているなら、ネガティブな意見には耳を傾けないほうが上手くいきます。しっかり準備をし、軌道に乗るまでは一気にたくさん行動することです。

 

私自身は、好きなことを仕事にしながら、精神的なゆとりとストレスのない生活を手に入れることができたので良かったと思ってます。睡眠もたっぷり取れていますし、肌ストレスが激減するなど健康面でのメリットもあったことは前に書いたとおりです。

 

「どうして辞めたの?」という質問には冗談半分、本気半分で「通勤のない生活がしたかったから」と答えています(笑)

 

もちろん組織の良さもあります。育ててもらい、沢山の経験を積ませてもらいながらお給料をいただけたことには、とても感謝しています。